沿革 ~組合のあゆみ~

 高山市の水道事業は、昭和25年頃より、大野郡宮村(現高山市一之宮町)川上岳を源とする神通川水系宮川上流の伏流水を宮村下渡瀬地内に求め、市民待望の上水道が完成したところから始まりました。(写真提供:高山市水道部)

 その後、市民生活の向上に対処するための数次に及ぶ拡張事業が昭和38年度から着手され、昭和63年度に完了して全市民が安全な水道の恩恵に浴する事が可能になりました。その中でも昭和45年から3年をかけて完成した上野浄水場は、宮水源の取水が限界に達し、時間断水がしばしば起きていた状態であったため、市民待望のものでした。

 一方、快適な生活環境と河川の水質保全を図るための公共下水事業は昭和47年度から着手され、昭和54年に下水道センターが稼動し、度々の拡張認可により処理面積を拡大し、今日に至っております。

 その間、市勢の発展により上下水道事業の増大に応えるため、上水道指定工事店制度、下水道指定工事店制度が制定されましたが、それぞれの制度発足に伴い、指定工事店の相互扶助や業界活性化を目的として、昭和29年には上水道分野の「高山市水道事業協会」が、また昭和55年には下水道分野の「高山市下水道組合」が設立されました。

 昭和29年より活動を始めた「高山市水道事業協会」は、昭和57年に「高山市上水道指定工事店組合」と改称し、昭和62年には上下水道で分かれていた組織を一体化し「高山市上下水道指定工事店組合」となりました。

 平成2年に至り、組合員の相互扶助をより強固にし、経済的地位の向上を目指して、中小企業等協同組合法による協同組合を35名の組合員で設立しました。

【高山管設備工業協同組合 ロゴマーク】

 平成17年には10市町村が合併となるに伴い、当組合も合併後の全市域を対象とした組織再編を行い、組合員57社で再始動しました。

 平成18年度からは、当組合が出資する「株式会社 高山管設備グループ」が、高山市上水道事業及び簡易水道事業の指定管理者となり、高山市の水道施設運転保守管理を行っており、市民に安全・安心で安定した水道水を供給すべく日夜努力しています。

 令和2年には創立30周年を迎えましたが、これからも水道事業者と連携し、安全・安心な水の安定供給、適正な汚水処理に努め、上下水道事業を通じ、地域に貢献して参ります。

【高山管設備会館 (高山市冬頭町)】

 

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